国際的に活躍するピアニスト・桑原志織さん。
日本国内だけでなく、ヨーロッパでも高い評価を受ける実力派ピアニストです。
彼女がどんな学歴を経て、どのような経験を積み上げてきたのか気になりますよね。
この記事では、公式プロフィールや財団レポートをもとに、
桑原志織さんの学歴をくわしく紹介します。
桑原志織のプロフィールwiki

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 桑原 志織 |
| 生年月日 | 1995年10月11日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 職業 | ピアニスト |
| 学歴 | 学習院初等科 → 学習院女子中等科 → 東京藝術大学附属音楽高校 → 東京藝術大学 音楽学部器楽科ピアノ専攻(首席卒業)→ ベルリン芸術大学大学院 |
| 主な受賞歴 | 日本音楽コンクール第2位・岩谷賞、ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位、ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール第2位 ほか |
桑原志織の学歴は?

桑原志織さんの学歴は以下の通りです。
- 出身小学校:学習院初等科
- 出身中学校:学習院女子中等科
- 出身高校:東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校
- 出身大学:東京藝術大学 音楽学部器楽科ピアノ専攻
- 桑原志織の大学院・留学先:ベルリン芸術大学大学院
詳しく見ていきましょう!
桑原志織の出身小学校は学習院初等科
桑原志織さんは学習院初等科を卒業しています。
- 東京都新宿区に所在する私立の名門小学校
- 「礼節・品格・知性」を重んじる教育を重視
- もともとは皇族や華族の子女のために設立された学習院の一部
- 著名な出身者: 皇室関係者、政治家、文化人、芸術家など多数
桑原志織さんは4歳からピアノを始めており、幼少期から音楽に親しむ環境が整っていたようです。
ただ、最初はピアノ一筋ではなかったそうです。

小さい頃はバレエや水泳など、体を動かすほうが好きでした。
と語っていました。
そんな中でも、発表会が近づくとしっかり練習を重ね、
「弾けるようになること」への喜びを少しずつ感じていったといいます。
桑原志織の幼少期エピソード
桑原さんは小学生のころから学級委員を務めるなどリーダーシップがあり、
人前で話すことにもまったく緊張しなかったそうです。



ラジオ体操の模範演技をしたり、みんなの前で話したりしても全然アガらなかったんです。
大人になってからもステージではあまり緊張しません。
さらに、小学校の卒業文集にはこんな一文も👇
「将来の夢はショパンコンクールに出ること。」
本人は「その頃はピアノのコンクールといえばショパンしか知らなかった」と笑いながら振り返っていますが、
まさか本当にその夢が現実になるとは、当時の本人も思っていなかったそうです。



この「卒業文集あるある」ともいえるエピソードは、
彼女がピアノと真摯に向き合い続けてきた証でもありますね。
桑原志織の出身中学校は学習院女子中等科
桑原志織さんは学習院女子中等科を卒業しています。
- 東京都豊島区にある伝統ある私立の女子中学校
- 学習院女子大学まで続く一貫教育体制
ここでも音楽を続けながら、学業とのバランスを大切にしていたようです。
学習院女子中等科は、学習院初等科と同じ学校法人が運営する系列校ですが、
初等科からの自動進学ではなく、入試や選抜を経て進む仕組みになっています。
どちらも「礼節・品格・知性」を重んじる伝統ある教育方針で、
桑原志織さんもその落ち着いた校風の中で感性を磨かれたようです。



桑原志織さんの落ち着いた雰囲気や柔らかな物腰には、
この学び舎で培われた教養が感じられますよね
このころから東京藝術大学附属音楽高校を意識し、
ピアノレッスンや音楽理論の勉強に力を入れていた可能性が高いです。
桑原志織の中学時代は?
学習院女子中等科に進学した中学時代、
桑原志織さんは本格的にコンクールへの挑戦をスタートします。



中学生のころに初めてコンクールに出て、ステージで演奏するって楽しいなと思ったんです。
この経験をきっかけに、“人に聴かせる演奏”の魅力を実感し、
「もっと音楽で表現したい」という気持ちが芽生えたといいます。
その後は学校生活でも音楽を中心にしながら、
徐々に“ピアニストになる道”を意識するように。
「作曲家が作品に込めた想いを感じ取り、
自分が感動していなければ人には伝わらない」
という信念を語る現在の姿は、
この中学時代の経験が大きく影響していると考えられます。
桑原志織の出身高校は東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校
桑原志織さんは東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に進学。
- 東京都台東区に所在する国立高校
- 日本で唯一の国立音楽大学附属高校
- 偏差値:55~66
- 入試内容: 学科試験に加え、ピアノ・弦楽器・声楽などの実技試験+面接を重視
- 著名な卒業生:遠藤真理(チェリスト)
長原幸太(ヴァイオリニスト)
榊原大(ピアニスト・作曲家)
ここで本格的に音楽理論やアンサンブルを学び、
演奏技術をさらに磨き上げていきます。
高校時代から国内外のコンクールに出場するなど、
早くも注目を集める存在になっていました。
学力だけでなく、演奏技術や表現力まで高いレベルで求められるこの学校で育ったという背景は、桑原志織さんの演奏・音楽性にも影響していると考えられます。
桑原志織の高校時代は?
桑原志織さんはこの藝高在学中に、
第37回ピティナ・ピアノコンペティション特級部門で銀賞(2013年)を受賞。
ピティナ特級部門は日本国内でも最高レベルのピアノコンクールで、
“若手ピアニストの登竜門”とも呼ばれる舞台です。
このとき、まだ高校生ながらプロ顔負けの演奏を披露し、
すでに次世代を担う存在として注目を集めていました。
桑原志織の出身大学は東京藝術大学 音楽学部器楽科ピアノ専攻
高校卒業後は東京藝術大学 音楽学部器楽科ピアノ専攻へ進学。
- 日本で唯一の国立総合芸術大学
- 偏差値:62~68
- ※ただし入試では実技・作品審査・面接が重視され、学力偏差値だけでは測れない“実技型入試”が特徴。
- 世界的アーティスト・演奏家・映画監督などを多数輩出。
- 著名な卒業生:坂本龍一(作曲家・音楽家)
久石譲(作曲家・指揮者)
村上隆(現代美術家)
桑原志織は首席で卒業!
2018年3月には、首席で卒業しています✨
藝大の首席卒業はごく限られた学生しか選ばれない名誉ある実績。
それだけ桑原志織さんが、卓越した技術と音楽性を兼ね備えていたことを示しています。
在学中から数々のコンクールで成果を残し、
卒業時点で既に「次世代の日本代表ピアニスト」として名が知られていました。
桑原志織の大学院・留学先はベルリン芸術大学大学院
桑原志織さんは大学卒業後、ドイツのベルリン芸術大学大学院(UdK Berlin)に進学しています。
- 正式名称: Universität der Künste Berlin(ベルリン芸術大学)
- ドイツの州立総合芸術大学(国立大学)
- 留学生も多く、授業は主にドイツ語または英語で実施。
- 入試では演奏実技・面接が中心で、世界中から優秀な演奏家志望者が集まる。
- 著名な卒業生:クラウディオ・アラウ(ピアニスト)
ダニエル・バレンボイム(指揮者・ピアニスト/特別講師も歴任)
マルティン・フロスト(クラリネット奏者)
ヨーロッパ屈指の音楽教育機関であり、
「ソリスト・マスター課程」「国家演奏家資格課程」に在籍しています。
ベルリンではクラシック音楽の本場で研鑽を積み、
各国の演奏家との共演も経験。
留学中からすでに国際的な舞台で活動し、
演奏家としての幅をさらに広げています。
桑原さんはインタビューでも、



海外で生活する中で、音楽を通して人とつながることの大切さを学んだ
と語っており、ベルリンでの学びが音楽観にも大きな影響を与えたことがうかがえます。
桑原志織の学生時代の主な受賞歴
桑原志織さんは学生時代から国内外の主要コンクールで輝かしい成績を収めています。
- 2014年:第83回 日本音楽コンクール ピアノ部門 第2位・岩谷賞(聴衆賞)
- 2016年:第62回 マリア・カナルス国際音楽コンクール(スペイン)第2位・最年少ファイナリスト賞
- 2017年:第68回 ヴィオッティ国際音楽コンクール(イタリア)第2位
- 2019年:第62回 ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)第2位、ブゾーニ作品最優秀演奏賞
- 2021年:第16回 アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール(イスラエル)第2位



これだけの国際舞台での受賞歴を見ると、学生時代から“世界基準の実力”を持っていたことがわかりますね。
まとめ
- 桑原志織さんは東京都出身。学習院初等科・学習院女子中等科卒業
- 東京藝術大学附属高校 → 東京藝大を首席で卒業
- ベルリン芸術大学大学院で研鑽を積む
- 国内外のコンクールで複数の入賞実績
- 現在は日本とヨーロッパを中心に国際的に活躍中
桑原志織さんの学歴・経歴には、地道な努力と確かな実力が詰まっています。
その音楽には、長年積み重ねてきた経験と情熱が感じられますね。











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