「月に150万円以上稼げる仕事がある」。
そんな甘い言葉を信じて飛行機に乗った大学生が、実は詐欺グループの“かけ子”として海外に送り出されそうになっていました。
兵庫県警は2025年10月10日、所在国外移送目的誘拐の疑いで男女6人を逮捕しました。
そのうちの1人が、兵庫県姫路市御立東3丁目に住む無職・八木麗容疑者(51)です。
八木容疑者は詐欺グループの“人材リクルーター”を指示していたとみられています。
事件の概要
兵庫県警の発表によりますと、八木麗容疑者ら6人は2024年6月から7月にかけて、県内に住む当時23歳の大学生の男性に対し、
「月に150万円以上稼げる」
などと虚偽の説明をして、詐欺組織の“かけ子”として海外に送り出そうとした疑いがもたれています。
男性は7月1日、関西空港からマレーシア・クアラルンプール行きの飛行機に搭乗し、最終的にカンボジアの特殊詐欺拠点で働かされる計画だったとされています。
しかし男性は現地で状況の異常さに気づき、「身内に不幸があった」とうそをついて帰国。7月下旬に日本へ戻り、警察に保護されました。
警察は、八木容疑者が“リクルーター”に指示を出していた指示役、
また共犯の根本真澄容疑者(40)が現地責任者だったとみて捜査を進めています。
6人はいずれも容疑の認否を明らかにしていません。
【顔画像】八木麗のプロフィール

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 八木 麗(やぎ れい) |
年齢 | 51歳(2025年10月時点) |
職業 | 無職 |
住所 | 兵庫県姫路市御立東3丁目 |
逮捕容疑 | 所在国外移送目的誘拐 |
共犯 | 根本真澄容疑者(40)ほか男女6人 |
認否 | 明らかにされていません |
今後、送検時の映像や新聞報道などで明らかになる可能性はありますが、現段階では確認できませんでした。
八木麗の勤務先は?
八木容疑者は「無職」と報じられていますが、
実際には詐欺グループとの関わりの中で活動していた可能性が高いとみられています。
一般企業や店舗での勤務実績は確認されておらず、
グループ内で金銭を受け取る“非公式な収入源”を持っていたとみられます。
警察は、八木容疑者がリクルート活動を通じて得た報酬や送金の流れを追及しています。
八木麗のかけ子詐欺での役割とは?
警察の発表によりますと、八木麗容疑者は詐欺グループの中で「リクルーター」へ指示を出す立場だったとされています。
“リクルーター”とは、若者を高収入の仕事に見せかけて勧誘し、詐欺グループに送り込む役割を担う人物のことです。
八木容疑者はその上位に位置し、複数のリクルーターをまとめていた中間管理者(調整役)として動いていたとみられています。
現地カンボジア側で実際に詐欺拠点を運営していたのが、共犯とされる根本真澄容疑者(40)で、
八木容疑者は日本国内で「人集め」を進めていたとみられます。
警察は、八木容疑者が金銭的報酬を受け取る代わりに、
詐欺組織の運営を手助けしていた可能性もあるとして捜査を続けています。
八木麗の自宅住所は?
報道によりますと、八木麗容疑者は兵庫県姫路市御立東3丁目に住んでいたとされています。
御立東エリアは姫路市北西部の住宅街で、学校や公園も多く、落ち着いた雰囲気の地域です。
八木麗の学歴・経歴は?
八木容疑者の出身校や学歴、これまでの職歴については、現時点で報道されていません。
ただし、詐欺グループの中で他人を勧誘・管理する役割を担っていたとされる点から、
人間関係の調整や金銭管理などに慣れた人物であった可能性も考えられます。
今後の捜査で、過去の勤務歴や交友関係などが明らかになる可能性があります。
新たな情報が入り次第追記いたします。
八木麗の家族構成は?
八木麗容疑者の家族については、報道では触れられていません。
結婚していたか、家族と同居していたかも不明です。
ただし、年齢が51歳であることから、
結婚歴や家族(夫・子ども)がいても不思議ではありません。
地域情報などからも、御立東3丁目周辺はファミリー層が多い住宅地であるため、
家族と同居していた、あるいは過去に家庭を持っていた可能性も考えられます。
一方で、報道では「無職」とされており、近隣住民もあまり交流がなかった様子から、
現在は一人暮らし、もしくは別居状態であった可能性もあります。
もし家族がいる場合、今回の事件で生活や社会的影響を受けている可能性があり、
今後の裁判で家族関係の証言が出るかどうかも注目されています。
八木麗のSNSアカウントは?

X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどで、八木容疑者本人とされるアカウントは確認されていません。
名前が一致する人物が複数存在しますが、本人特定には至っていません。
世間の声
今回の事件には、SNS上で次のような声が寄せられています。
- 若者を海外の詐欺拠点に送り込むなんて、まるで人身売買
- “150万円稼げる”という言葉に乗せられる怖さを感じる
- 裏社会の構造が怖い
- こういう事件、これからもっと出てきそうで不安
一方で、「海外で働けると言われたら信じてしまう人もいるかも」と、
詐欺に巻き込まれる被害者への共感も見られます。
まとめ
今回の事件は、詐欺グループが“かけ子”を確保するために、
「高収入の仕事」と偽って若者を国外に送り出そうとした極めて悪質なケースです。
八木麗容疑者がどの程度関与していたのかは、今後の捜査で明らかになる見込みです。
しかし、こうした事件を通して、「甘い誘いの裏には危険が潜んでいる」という現実を、
改めて社会全体で認識することが求められます。
高収入の仕事話や海外渡航の誘いを受けた際には、必ず家族や第三者に相談し、慎重に判断することが大切です。
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