津田塾大学のキャンパスで女子学生の衣類に体液をかけたとして、
大学の元職員・田辺佑介容疑者(43)が逮捕されました。
事件が起きたのは名門女子大の学内。
学生の信頼を裏切る形での犯行に、衝撃が広がっています。
大学側は「法令順守と職員倫理の意識を高める」とコメントしており、再発防止が急務となっています。
事件の概要
警視庁保安課によると、田辺佑介容疑者は2023年11月〜2024年7月にかけて、
津田塾大学小平キャンパス(東京都小平市)で、
女子学生のロッカー内にあったハーフパンツに体液をかけて汚損した疑いが持たれています。
ロッカーは施錠されておらず、田辺容疑者はその様子を撮影してインターネット掲示板に投稿。
2024年7月、「ネット上にわいせつ画像が掲載されている」と匿名の情報提供があり、警視庁が捜査を開始しました。
取り調べに対し田辺容疑者は、
「女性の衣類に興奮し、欲望が抑えられなかった」
と容疑を認めています。
警視庁は、他にも同様の行為を繰り返していた可能性があるとみて調べを進めています。
田辺佑介のプロフィール

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 田辺 佑介(たなべ ゆうすけ) |
年齢 | 43歳(2025年10月時点) |
住所 | 東京都江東区住吉 |
職業 | 津田塾大学 元職員 |
逮捕容疑 | 器物損壊の疑い |
供述内容 | 「女性の衣類に興奮し、欲望が抑えられなかった」 |
田辺容疑者は東京都江東区住吉在住。
報道によると、大学職員として小平キャンパスに勤務していたとみられています。
大学関係者によると、職員として数年勤務しており、普段は温厚な印象を持たれていたという話もあります。
田辺佑介の勤務先は津田塾大学
津田塾大学は、明治33年(1900年)に津田梅子が創立した日本女子教育の名門。
「英語教育」「リベラルアーツ」「国際性」を柱に、多くの女性リーダーを輩出してきた歴史ある私立大学です。
キャンパスは以下の2か所にあります。
- 小平キャンパス(東京都小平市) … メインキャンパス(文芸・総合政策学部など)
- 千駄ヶ谷キャンパス(東京都渋谷区) … 大学院・一部学部の拠点
今回の事件現場となったのは、緑豊かな環境が広がる小平キャンパス。
学生や教職員、職員を合わせると、約3,000人が出入りする広大な学びの場です。
田辺佑介は「教員」ではなく「職員」
報道では一貫して「津田塾大学元職員」と表現されています。
大学関係の報道で“教員”の場合は「元准教授」「非常勤講師」などと明記されるのが通例。
そのため、“職員”と明示されている時点で、田辺容疑者は授業や研究を担当する「教員」ではなく、
事務系・庶務系・設備系の職員であった可能性が非常に高いといえます。
職員の仕事内容と立場は?
津田塾大学の職員は、学生や教員を支える裏方の存在。
部署ごとに以下のような業務を担っています。
部署 | 主な業務内容 |
---|---|
学生課・教務課 | 学生支援、履修管理、奨学金対応 |
総務課 | 職員人事、大学運営、庶務 |
管財課・施設管理課 | 校舎・設備の点検、修繕、清掃 |
情報課 | 学内システムの運用管理 |
犯行が「廊下」「ロッカー」で行われた点を考えると、
施設管理・庶務担当など、キャンパス設備に関わる部署で勤務していた可能性が高いと考えられます。
勤務形態と待遇の目安
津田塾大学では
- 正職員(常勤)
- 契約職員(1年更新)
- パート職員(非常勤)
の3形態で採用が行われています。
雇用形態 | 年収目安 | 特徴 |
---|---|---|
正職員 | 約550〜700万円 | 安定雇用・賞与あり |
契約職員 | 約300〜400万円 | 更新制(1年ごと)・賞与少なめ |
非常勤職員 | 時給制(約1,200〜1,500円) | 限定業務・短時間勤務 |
田辺容疑者の年齢(43歳)からすると、
長期の契約職員または正職員の中堅クラスだった可能性が高いです。
大学の対応と再発防止策
津田塾大学は事件を受け、
「事態を大変重く受け止め、捜査に全面的に協力している。
校内の安全対策を見直すと同時に、法令順守と職員倫理の意識を高めていきたい」
とコメントを発表しました。
大学では今後、以下のような対策が検討されているとみられます。
- ロッカーの施錠管理の徹底
- 職員や外部委託者の入構管理強化
- 防犯カメラの設置エリア拡大
- 倫理・ハラスメント研修の義務化
まとめ
津田塾大学元職員・田辺佑介容疑者は、
女子学生の衣類に体液をかけた器物損壊容疑で逮捕されました。
「教員」ではなく「事務・設備系の職員」であるとみられ、
職場の立場を悪用した極めて悪質な犯行です。
大学側は再発防止を掲げ、
安全な学びの場を取り戻すための対策を進めています。
津田梅子の理念「誠実・品位・責任」を守るためにも、
今回の事件を教訓にした徹底的な見直しが求められます。
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