2025年11月4日早朝、東京都世田谷区松原のマンションで、生後3か月の女の子が死亡しているのが見つかりました。
母親である鈴木沙月容疑者(28)は殺人の疑いで逮捕され、「離婚の話が進んでいて、親権を取られるくらいなら娘を殺して自分も死のうと思った」と供述しています。
この記事では鈴木沙月容疑者について深堀しています。
事件の概要
2025年11月4日午前6時半すぎ、東京都世田谷区松原のマンションから
「ごめんなさい。私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」
と女性から110番通報がありました。
警察官が現場に駆けつけたところ、浴室内の風呂のフタの上で、
生後3か月の女の子・鈴木優愛(ゆあ)ちゃんが死亡しているのが見つかりました。
優愛ちゃんの腹や首には十数か所の切り傷があり、近くには凶器とみられる
刃渡り約16センチの包丁が落ちていたということです。
警視庁は娘を殺害した疑いで、母親の 鈴木沙月容疑者(28) をその場で逮捕。
取り調べに対し、鈴木容疑者は容疑を認め、次のように供述しています。
「主人と離婚の話が進んでいて、親権を取られるくらいなら
娘を殺して自分も死のうと思った。」
沙月容疑者は夫と3か月の娘の3人で暮らしていましたが、
事件当時、夫は外出していたとみられています。
警視庁は、夫婦間の状況や、事件前の家庭内トラブルの有無、
精神状態などについて今後さらに詳しく調べる方針です。
【顔画像】鈴木沙月のプロフィール

- 名前:鈴木 沙月(すずき さつき)
- 年齢:28歳(報道時点)
- 居住地:東京都世田谷区松原1
- 家族構成:夫、生後3か月の娘・鈴木優愛(ゆあ)ちゃんとの3人暮らし
- 職業:職業不詳(報道では勤務先不明)
鈴木沙月の自宅マンションはどこ?
事件が起きたのは、東京都世田谷区松原1丁目にあるマンションの一室と報道されています。
住宅街の中にあり、周囲は通学路にもなっている比較的落ち着いたエリアで、
外から見れば「普通の若い家族が暮らすマンション」だったとみられています。
浴室で生後3か月の娘・優愛ちゃんが死亡しているのが発見され、
近くには刃渡り約16センチの包丁が落ちていました。
事件当時、夫は外出しており、室内には母親と娘だけがいたとされています。
自宅という閉ざされた空間で起きた犯行であり、
母親が精神的に追い詰められていたにもかかわらず、
外部から異変に気づける状況ではなかったことが浮き彫りとなっています。
鈴木沙月の家族構成は?
報道によると、鈴木容疑者は夫と乳児の3人暮らしをしており、事件当時、夫は外出していました。
供述の中で「主人と離婚の話が進んでいた」と話しており、家庭内ではすでに関係が悪化していたことがわかります。
「親権を取られるくらいなら娘を殺して自分も死のうと思った」という発言からは、極度の精神的追い詰められ方が見て取れます。
夫婦間で親権や養育の話し合いが進んでいたことを考えると、沙月容疑者は「自分が娘を失うかもしれない」という強い不安に直面していた可能性があります。
離婚に伴う経済的不安、育児の孤立感、心の拠り所の欠如――それらが一度にのしかかっていたのかもしれません。
鈴木沙月の学歴・経歴は?
鈴木沙月容疑者の出身地や学歴、職業経歴については、現時点で報道では明らかにされていません。
ただ、28歳という年齢や生活状況を考えると、高校卒業後に就職または専門・短大などを経て働いていた可能性が高いと見られます。
職業不詳とされている点から、出産後に退職していた、もしくは育児に専念していたとみられます。
離婚話が進む中で、経済的に不安定な状況に陥っていた可能性もあります。
育児と生活の両立に苦しみ、心身ともに疲弊していたことが、事件を防げなかった一因とも言えるでしょう。
鈴木沙月のSNSアカウントは?
現時点で、鈴木容疑者本人のSNSアカウントや投稿内容は確認されていません。
同姓同名のアカウントは存在するものの特定には至っていません。
ただし、同年代の母親層ではInstagramやX(旧Twitter)で育児の記録や悩みを共有する傾向が強く、彼女も同様に何らかの発信を行っていた可能性があります。
また、SNSを通じて「一見幸せそうな家庭」を演出するケースも多く、外から見える姿と実際の精神状態には大きな乖離があることも指摘されています。
鈴木容疑者がどんな思いで日々を過ごしていたのか、SNS上では見えない「孤立の影」が存在していた可能性も否定できません。
鈴木沙月の動機は?
鈴木沙月容疑者は、離婚協議の中で「親権を奪われる」と考え、
その恐怖と精神的追い詰められから、娘を殺害し自分も死のうとしたと供述しています。
育児疲労・孤立・将来不安が重なり、正常な判断力を失っていた可能性があり、
事件の背景には“支援の届かない母親の孤立”という社会課題が見え隠れします。
まとめ
鈴木沙月容疑者の事件は、単なる家庭内の悲劇ではなく、現代社会の「育児と孤立」「夫婦関係の崩壊」「支援の届かない母親」という三重の問題を浮かび上がらせました。
28歳という若さで母親となり、わずか3か月の命を奪ってしまった彼女の行動は決して許されるものではありません。
しかし同時に、誰もが陥り得る“見えない孤立”を可視化した事件でもあります。
家庭内で助けを求めにくい環境、精神的に追い詰められた母親を支える社会の仕組み――
この事件をきっかけに、社会全体で支援体制を見直す必要があると言えるでしょう。

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