仙台市青葉区国分町のガールズバーを舞台に、客を泥酔させたうえでクレジットカードを不正に使用したとされる詐欺事件が明らかになりました。
この事件で、ガールズバーを経営していたとして逮捕されたのが 野地聖太容疑者(25)です。
事件の概要
野地聖太容疑者は2025年10月11日未明、仙台市青葉区国分町のガールズバーで、男性客に大量の酒を飲ませ、正常な判断ができないほど泥酔させた状態にしたうえで、財布からクレジットカードを抜き取った疑いがもたれています。
その後、カードは近くのキャバクラ店に持ち込まれ、実際には存在しない架空の利用代金として約130万円が決済されたとされています。
被害に気づいた男性客の申告などから、事件が発覚しました。
警察は、酒に酔った客の判断力低下を利用した計画的な詐欺事件とみて、詳しい経緯を調べています。
逮捕された人物
この事件で逮捕されたのは、
- キャバクラ店「K club」店長の畠山郁也容疑者
- ガールズバー「Queen」経営者の野地聖太容疑者
- 両店舗の従業員の女3人
あわせて5人です。
警察は、5人が役割を分担し、共謀して犯行に及んだ可能性があるとみています。
警察は、このグループについて匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」の一部とみて捜査を進めています。
【顔画像】野地聖太のプロフィール

- 名前:野地 聖太(のじ しょうた)
- 年齢:25歳
- 住所:宮城県仙台市(詳細非公表)
- 職業:ガールズバー経営者
- 逮捕容疑:詐欺
25歳という若さでガールズバーを経営していた点も注目されており、警察は店舗運営の実態についても調べています。
野地聖太の勤務先はガールズバー「Queen」
野地容疑者は、仙台市青葉区国分町にあるガールズバー Queen を経営していたとされています。
ガールズバーは、女性スタッフがカウンター越しに接客する業態で、比較的カジュアルな飲食店として利用されるケースが多い一方、深夜帯には多くの酒が提供されるのが特徴です。
警察は今回の事件について、
- 男性客がどの程度酒を飲まされていたのか
- 泥酔状態になるまでの接客状況
- クレジットカードが抜き取られた経緯
などを重点的に調べているとみられます。
特に、犯行の起点がガールズバー側だった可能性があることから、店の運営体制や従業員の関与についても捜査が進められています。
野地聖太のSNSアカウントは?

現時点で、野地容疑者本人と断定できるSNSアカウント(Facebook・X・Instagramなど)は確認されていません。
同姓同名のアカウントは存在するものの、年齢や居住地、経営店舗と一致するものは見つかっていない状況です。
事件の性質上、今後SNS上の投稿履歴などが捜査対象となる可能性もあります。
野地聖太の学歴・経歴は?
野地容疑者の学歴や詳しい経歴については、公表されていません。
2一方で、25歳という若さでガールズバーを経営していたという点は注目されており、ナイトワーク業界の一般的なキャリアパターンを踏まえると、いくつかの可能性が考えられます。
まず、ガールズバーやキャバクラ業界では、
- 10代後半~20代前半からホールスタッフや裏方として勤務
- 接客や店舗運営のノウハウを現場で学ぶ
- 店長補佐や責任者を経て、独立・経営に関わる
といった流れでキャリアを積むケースが少なくありません。
野地容疑者についても、
- 早い段階から飲食・ナイトワーク業界に関わっていた
- 現場経験を重ねたうえで、ガールズバーの経営に携わる立場になった
可能性が考えられます。
また、ナイトワーク業界では、
- 実質的な運営を担う人物とは別に、名義上の経営者が置かれる
- 複数人での共同経営や出資関係が存在する
といったケースも珍しくありません。
警察は、野地容疑者がどの程度まで店舗運営や会計、従業員管理に関与していたのかについても慎重に調べているとみられます。
野地聖太の余罪の可能性は?
警察は、野地聖太容疑者ら5人について、今回のキャバクラ店での不正決済事件以外にも、複数の余罪がある可能性が高いとみて捜査を進めています。
捜査関係者によりますと、このうち野地聖太 容疑者を含む4人は、すでに別の事件で逮捕されており、
ガールズバーで泥酔した客からキャッシュカードを盗み、現金を引き出した疑いがもたれています。
これらの事件では、
- 酒を大量に飲ませて判断力を低下させる
- 所持品(クレジットカードやキャッシュカード)を抜き取る
- 被害者が異変に気づく前に金銭を得る
といった共通した手口が確認されており、警察は同様の犯行が繰り返されていた可能性があるとみています。
また、今回の事件で決済された金額が約130万円と高額であること、さらに決済が複数回に分けて行われていた点から、
突発的な犯行ではなく、事前に想定された手順に沿って行われた計画的な犯行だった可能性も指摘されています。
警察は、
- 過去に同じ店舗や関連店舗を利用した客の被害有無
- クレジットカード会社や金融機関の利用履歴
- 押収した従業員名簿や端末の解析結果
などをもとに、余罪の洗い出しを進めているということです。
さらに、5人が匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のメンバーとみられていることから、
警察は個々の犯行にとどまらず、背後関係や指示役の存在、資金の流れについても慎重に捜査しています。
今後の捜査次第では、被害者の数や被害総額がさらに拡大する可能性もあり、事件の全容解明が待たれます。
まとめ
野地聖太容疑者が関与したとされる今回の事件は、歓楽街という環境の中で、酒に酔った客の判断力低下につけ込んだ悪質な詐欺事件です。
警察は、ガールズバーとキャバクラの関係性や役割分担、余罪の有無についても詳しく調べており、今後の捜査の進展が注目されます。
本記事は、報道および警察発表に基づき、現時点で判明している情報を整理したものです。
捜査の進展により内容が変更される可能性があり、特定の人物や店舗に対する誹謗中傷を目的とするものではありません。


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