大阪府東大阪市箱殿町の店舗兼住宅で女性が刺され死亡する事件で、大阪府警は飲食店経営の永久寛史容疑者(51)を殺人の疑いで逮捕しました。
この記事では永久寛史容疑者について深堀しています。
事件の概要

2025年10月1日午後、大阪府東大阪市箱殿町にある店舗兼自宅で女性が刺され死亡する事件が起きました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、東大阪市の自営業・永久寛史容疑者(51)。
被害者は元交際相手とみられる佐藤ありささん(33)で、
佐藤さんは過去にも永久容疑者からの暴行について警察に3度相談していたことがあり、事件を防げなかった警察対応にも注目が集まっています。
【顔画像】永久寛史のプロフィール

- 名前:永久寛史(ながひさひろし)
- 年齢:51歳
- 住所:大阪府東大阪市箱殿町
- 職業:自営業(店舗兼自宅で営業を行っていた)
- 逮捕容疑:殺人(元交際相手とみられる女性を刃物で複数回刺し死亡させた疑い)
- 供述:「刺したことは間違いない」と容疑を認めている
- 関係性:被害者の佐藤ありささん(33)とは交際関係にあったとみられる
今後、送検時などに公開される可能性があります。
永久寛史と被害者との関係は?
佐藤ありささんとは数年前に交際しており、一時期は同居していたとみられます。
2022年から2024年にかけて、佐藤さんは「胸ぐらをつかまれた」などの暴行を受けたとして計3回、警察に相談していました。
当時、警察は口頭注意や実家への避難といった対応を取っていましたが、事件を防ぐには至りませんでした。
さらに事件の4日前にも、佐藤さんが荷物を取りに訪れた際に口論になり、警察が現場を訪問していたことも明らかになっています。
永久寛史の勤務先は「Bar & GOD」
容疑者が経営していたバー は「Bar & GOD」 と報じられています。
住所は東大阪市箱殿町3-3で、最寄り駅は近鉄けいはんな線「新石切駅」から南へ約850メートル。
この店は、暗めの照明とカウンター席を中心とした落ち着いた空間が特徴で、ウイスキーやカクテルを提供する“大人の隠れ家”のような雰囲気を持っていました。SNSでも営業の様子が発信されており、地元の常連客を中心に利用されていたと考えられます。

永久寛史の自宅住所は?
容疑者は「Bar & GOD」と同じ建物内で暮らしていました。
1階が店舗、2階と3階が住居部分となっており、仕事場と生活の場が一体化した“店舗兼自宅”スタイルです。
便利な反面、生活と仕事の境界が曖昧になりやすく、今回のように人間関係のトラブルが直接持ち込まれるリスクも抱えています。
永久寛史の学歴・経歴は?
永久寛史容疑者の具体的な学歴は公表されていません。
ただし、51歳という年齢から逆算すると、1970年代前半生まれで、1980年代後半から1990年代前半にかけて学生時代を過ごしています。
- 当時の東大阪市には多くの公立小中学校があり、地元の学校に進学していた可能性が高いと考えられます。
- 高校進学率は当時すでに90%を超えており、市内や近隣の大阪府立高校に進学していたケースも十分想定されます。
- 大学進学については不明ですが、自営業に就いたことから、早い段階で社会に出て働き始め、飲食業界で経験を積んだ可能性もあります。
経歴に関しては、若い頃から飲食業に関わっていたとされ、独立して「Bar & GOD」を立ち上げ、自営業者として長年活動していました。飲食業は地域とのつながりが強い分野であり、顔なじみの客との関係が日常の中心になっていた可能性があります。
永久寛史の家族構成は?
永久寛史容疑者は過去に結婚歴があり、元妻との間に子どもがいることが報道でわかりました。
- 永久容疑者は過去に結婚歴があり、元妻との間に子どもがいる。元妻は約10年前に離婚したが、現在はその子どもと暮らしていると証言している。
- 事件当時、容疑者の自宅(店舗兼住居)で同居家族は確認されていないが、元妻の証言は長期にわたる家庭内暴力やストーカー的行為を示唆している。
- 元妻の証言が事実であれば、家庭内での繰り返される暴力が長期に及んでいた可能性が高く、被害者保護の観点からも重要な背景情報となる。
元妻の証言
取材に対し、永久容疑者の元妻(10年前に離婚)は、現在は永久容疑者との間にできた子どもと生活していると述べ、容疑者について強い被害感情を語りました。主な内容は次のとおりです(取材での本人証言)。
- 「『こんな人間おるか』って思うぐらいのド地獄でした。正直、私も子どもたちも恨みつらみしかなくて。」
- 「私も子どもたちと一緒に、その時はずーっとストーカー行為受けていた。突然キレるんですよ。子どもも投げ飛ばされたり、いきなりバーンって。とにかく暴れた。」
- 「携帯も木端みじんになるまで割られたり、私の指をひねって引っ張って剥離骨折とか、すぐけがさせちゃう。」
この証言は元妻の主張であり、内容は取材に基づくものです。
永久寛史のSNSアカウントは?

本人名義のSNSアカウントは現時点で特定されていません。
ただし、店舗のInstagramアカウントは存在し、店内の様子や営業告知が投稿されていました。
個人としての発信は乏しく、人物像をSNSから把握することは難しい状況です。
世間の声
事件については、SNSやネット上でさまざまな声が上がっています。
- 感情のみにて行動する方が、増えた印象
- 恋愛とDVの境界が曖昧なまま進んでしまうカップルは少なくありません
- 被害者は何度も警察に相談していたので、いっときの感情の爆発でやったというのは間違い
- 警察にSOS出してるのに防げないとは。
- 加害者寄りの法律のせいででた被害者
警察対応への不信感と、女性の安全を守る体制の不足を指摘する意見が目立っています。
警察の対応は?
被害者の佐藤ありささんは、2022年から2024年にかけて計3回、交際相手だった永久寛史容疑者の暴力について警察に相談していました。
- 具体的には「胸ぐらをつかまれた」などの被害を訴えて交番を訪れており、警察はそのたびに容疑者への口頭注意や、佐藤さんを実家に避難させる対応を取っていました。
- ただし、当時の佐藤さんは「被害届を出す意思を示さなかった」ため、警察としては刑事事件化せず、警告や助言の範囲にとどまっていたようです。
- 事件の4日前(9月27日)にも、佐藤さんが「荷物を取りに行った際に口論になった」と110番通報しており、警察官が容疑者宅を訪問しています。しかし、事件防止にはつながりませんでした。
大阪府警人身安全対策室は、事件後に「被害者の意向を踏まえながら対応してきた。事件時点で対応中の相談はなかった」とコメントしています。
警察対応への批判
ネットや世間では、
- 「3回も相談があったのに結果的に命を守れなかった」
- 「口頭注意だけでは抑止力にならない」
- 「DVや交際トラブルに対して制度的な弱さがある」
といった批判が相次いでいます。
DVやストーカー案件では、被害者が被害届を出さないまま重大事件につながるケースが繰り返されており、今回も「警察がもっと踏み込んだ対応をしていれば防げたのではないか」という指摘が強く出ています。
まとめ
永久寛史容疑者(51)は、東大阪市箱殿町で「Bar & GOD」というバーを経営し、同じ建物で生活していました。元交際相手の佐藤ありささん(33)との関係悪化が背景にあり、過去に警察へ複数回相談があったにもかかわらず悲劇に至ったことが社会的な問題となっています。
今回の事件は、DVや交際トラブルをめぐる相談対応の限界を浮き彫りにしました。今後の捜査では、犯行の動機や当時のやり取りだけでなく、警察対応の是非も含めて検証される見込みです。
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