警視庁の現職警部補が、内部の極秘捜査情報を外部に漏らし、警視庁暴力団対策課に所属する神保大輔容疑者（43）が逮捕されました。
「捜査の中枢にいた人物が裏切り者だった」
警察組織にとっても信頼を揺るがすこの事件。
ここでは神保容疑者の事件概要と、これまでの学歴・経歴を中心に人物像を整理していきます。
事件の概要
警視庁によりますと、神保容疑者は2025年4月〜5月にかけて複数回、暴力団対策課が進めていた「ナチュラル」関連の捜査情報を外部に漏らした疑いがもたれています。
「ナチュラル」は、ホストクラブで借金を抱えた女性を風俗店などに違法に斡旋するスカウトグループで、警視庁は5年以上前から「匿名・流動型犯罪グループ（匿流）」として摘発を続けてきました。
神保容疑者が漏らしたとされるのは、捜査用カメラで撮影した関係先の画像など、捜査チームが独自に収集していた極秘情報。
この情報をグループ側へ送信し、捜査の進展や位置情報などが流出していたとみられています。
警視庁は、ナチュラルのメンバーが全国でおよそ1500人にのぼるとみており、風俗店からの紹介料などで2022年には約44億5千万円の収益を上げていたと推定。
そうした大規模犯罪グループの“壊滅捜査”を担当する部署の一員が、情報を流していたという事実は、警察内部にも衝撃を与えています。
警視庁は「厳正に処分する方針」としており、動機や背景についても慎重に調査を進めています。
神保大輔のプロフィールwiki
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 神保 大輔（じんぼ・だいすけ） |
| 年齢 | 43歳（2025年11月時点） |
| 居住地 | 東京都板橋区 |
| 職業 | 警視庁 暴力団対策課 警部補 |
| 容疑 | 地方公務員法違反（守秘義務違反） |
| 逮捕日 | 2025年11月12日 |
| 所属 | 警視庁本部 暴力団対策課 |
| 出身地 | 不明（関東圏出身の可能性あり） |
神保大輔の出身小学校は？
出身小学校は明らかにされていません。
ただし、居住地が東京都板橋区であることや、警視庁勤務である点を踏まえると、
東京都または近郊（埼玉・神奈川など）出身の可能性が高いとみられます。
板橋区には公立の小学校が多く、教育環境が比較的整っている地域でもあります。
警察官を目指す人の多くは、地域の正義感や社会貢献意識が強い家庭で育つ傾向があり、神保容疑者も地域社会に馴染みながら育った人物だったと考えられます。
神保大輔の出身中学校は？
中学校についても詳細な情報は報道されていません。
ただし、小学校同様地元の中学校に通っていた可能性が高いです。
板橋区周辺では都立や区立の中学校のほか、警察官志望者が多い部活動（柔道・剣道・野球など）に力を入れる学校も多く存在します。
警察官としての体力・精神力を養うため、学生時代から運動部に所属していた可能性もあります。
真面目で責任感が強い性格だったという声があれば、それがのちの警察人生に結びついていったと考えられます。
神保大輔の出身高校は？
神保容疑者の出身高校も公表されていません。
しかし、警察官採用を目指す進路としては、
- 都立高校卒業後、警視庁の採用試験を受験
- または短大・専門学校を経て採用試験を受験
という2ルートが一般的です。
東京都内には警察志望者が多い高校も多く、特に体育系・進学系どちらのルートからでも警察官を目指すことが可能です。
体力面・規律面で優れた生徒は警察学校でも優秀とされることが多く、神保容疑者も当初は優秀な成績で採用された可能性があります。
神保大輔の出身大学（または警察学校）は？
神保大輔容疑者の出身大学は公表されていません。
しかし現職の警部補という階級からみると、
大学卒業後に警察官採用試験を受けたか、もしくは高校卒業後に警察学校へ入った可能性があります。
警察官のキャリアは、採用区分（大卒・高卒）によって異なります。
- 大卒採用の場合： 巡査からスタートし、おおよそ10〜15年で警部補昇進。
- 高卒採用の場合： 長期勤務を経て昇進するケースが多く、20年前後で警部補に到達。
神保容疑者が43歳で警部補という点から見ると、20年前後のキャリアを積み重ねての昇進であり、高卒もしくは短大卒から警察人生を歩んだ可能性が高いです。
警察学校では、規律教育や射撃訓練、法律実務などの専門教育を受け、卒業後に交番勤務を経て刑事・暴力団対策課へ進んだと考えられます。
神保大輔の卒業後の経歴は？
警視庁採用後は、交番勤務を経て、刑事課や地域課などを担当し、その後「暴力団対策課」に配属されたとみられます。
暴対課は、暴力団・半グレ・スカウト組織などの取り締まりを専門とする高度な部署であり、配属されるには経験と評価が必要です。
神保容疑者は、そうした経験を積んだうえで、スカウトグループ「ナチュラル」壊滅捜査チームの一員として活動していたことが分かっています。
その立場を悪用し、内部情報を流出させたとすれば、長年のキャリアを一瞬で失う重大な行為といえるでしょう。
今後、警視庁は昇進経緯や勤務態度、過去の担当事件などを精査し、組織ぐるみの癒着がなかったかどうかを慎重に確認するとしています。
まとめ
神保大輔容疑者は、暴力団対策の最前線で活動していた中堅警察官でした。
学歴や出身校こそ明らかになっていませんが、警察官として20年近くの経歴を積み重ね、信頼される立場にあったことは間違いありません。
しかし、そのキャリアの末に起こした「守秘義務違反」は、組織全体の信頼を大きく損なう結果となりました。
今後の捜査で、情報漏えいの経緯や動機、そして内部の管理体制の問題点がどこまで明らかになるのか――。
長年の警察人生をかけた“裏切り”の真相に、社会の関心が集まっています。
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