東京都港区三田に本社を構える不動産会社 「日星都市開発」 の社長・礒辺和希容疑者(32)が、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
礒辺容疑者は元同僚と共謀し、以前勤務していた品川区の不動産会社「あすか地所」から顧客データを不正に入手。営業活動に活用していたとされます。表向きは若手起業家として不動産業界で独立を果たした礒辺容疑者ですが、その成功の裏には“違法なデータ利用”という実態が隠されていました。
事件概要
警視庁大崎署によると、礒辺容疑者は2020年に「あすか地所」を退社し、港区で「日星都市開発」を設立しました。
その後も元同僚である 後藤良太容疑者(33) から顧客リストを受け取り、営業活動に使用。
さらに従業員として採用した 斎藤翼容疑者(30) と共に会社の営業を拡大していたとみられます。
問題のデータには、顧客の 氏名・住所・電話番号・売買希望条件・不動産取引の履歴 まで詳細に記載されており、営業電話やダイレクト勧誘に使われていました。
警察は流出件数が 約1万5000件 にのぼるとみており、契約成立による利益は数千万円規模に達していた可能性があります。
後藤良太・礒辺和希・斎藤翼 3人の関係は?
今回逮捕された3人は、もともと 不動産会社「あすか地所」(東京都品川区)で共に働いていた元同僚 です。
- 後藤良太容疑者(33)
「あすか地所」に在籍。内部の顧客データを不正にコピーし、外部に流出させた“情報提供役”。 - 礒辺和希容疑者(32)
2020年に「あすか地所」を退社し、港区三田で「日星都市開発」を設立。元同僚から入手した顧客リストを利用して営業を拡大した“経営者ポジション”。 - 斎藤翼容疑者(30)
あすか地所退社後、礒辺容疑者の会社に従業員として加わり、不正データを用いた営業に関与した“実働担当”。
3人は「あすか地所」時代からの人脈でつながっており、信頼関係を悪用して不正なスキームを継続。
内部データを持ち出す後藤容疑者、それを活用して会社を動かす礒辺容疑者、実際に営業をかける斎藤容疑者という 役割分担が明確に存在していた ことが事件の特徴です。
この“元同僚トリオ”による共謀関係は、不正が単なる個人の犯行ではなく、組織的な情報流出ビジネス だったことを示しています。
磯辺和希のプロフィール

- 名前:礒辺和希(いそべ かずき)
- 年齢:32歳
- 職業:不動産会社経営者
- 役職:「日星都市開発」社長
- 逮捕容疑:不正競争防止法違反(顧客リストの不正使用)
- 供述:「データを使ったのは事実だが、逮捕されるようなこととは思わなかった」と一部否認
磯辺和希の経営する会社は「日星都市開発」
主な事業は不動産売買や仲介、投資用物件の取り扱いで、設立当初は「あすか地所」で培った人脈をもとに営業基盤を築いていたとされます。
しかし実際には、同社の成長を支えていたのは 不正に持ち出された顧客リスト。
正規の集客活動ではなく、流出データに依存する形で事業が展開されていた疑いが濃厚であり、会社の信用は一気に失墜しています。
「日星都市開発」の公式ホームページや登記簿の情報も今後精査される可能性があり、行政処分に発展する可能性も否定できません。
磯辺和希の自宅住所は?
報道によれば、礒辺容疑者は東京都港区三田に居住しています。
三田は都内でも利便性が高く、商業施設や高級住宅地が立ち並ぶ人気エリア。若手経営者や外資系勤務者が多く暮らす場所でもあります。
起業家としての成功を演出するには十分な環境でしたが、その実態は「違法な顧客データに依存した虚構の成功」だったことが明らかになりました。
磯辺和希の学歴・経歴は?
礒辺容疑者の具体的な学歴(出身高校・大学)は公表されていません。
しかし、不動産業界で営業経験を積んだのち、20代後半で独立している点から、学歴よりも実務経験を重視してキャリアを積んできた人物と推測されます。
経歴の流れは次の通りと考えられます。
- 大学卒業後〜20代前半:「あすか地所」に入社し、営業職に従事。顧客リストや物件情報を扱いながら経験を積む
- 20代後半:同僚の斎藤容疑者らと共に退社し、2020年に独立。東京都港区三田に「日星都市開発」を設立
- 起業後:正規の営業活動に加え、後藤容疑者から流出データを入手。社内での営業に利用し、会社の収益を拡大
- 現在:表向きは「若手経営者」として活動していたが、実態は不正データ利用によるビジネスだったことが発覚
磯辺和希のSNSアカウントは?

現時点で、礒辺容疑者の SNS(X、Instagram、Facebook)などのアカウントは特定されていません。
会社経営者という立場から表に出る情報を制限していた可能性もあり、プライベートについてはほとんど明らかになっていません。
磯辺和希に余罪の可能性は?
警視庁は、礒辺容疑者が5年にわたり顧客情報を利用していたことから、余罪が複数ある可能性 を視野に入れています。
- 他社への情報提供や転売があったか
- 顧客データを基盤とした「日星都市開発」の売上の大部分が不正に基づいていたのではないか
- さらなる流出経路が存在するのではないか
といった点が捜査の焦点になっています。
もし二次流出や外部への転売が確認されれば、事件の規模はさらに拡大する恐れがあります。
まとめ
礒辺和希容疑者(32)は、若くして独立し不動産会社「日星都市開発」を設立した起業家でした。
しかしその裏側では、元勤務先「あすか地所」の顧客リストに依存し、不正に得たデータを利用して事業を成長させていた疑いが浮上しました。
表向きの「成功者」としての姿と、裏での「不正依存型ビジネス」という実態の落差は、不動産業界に大きな衝撃を与えています。
今後の捜査で、さらなる余罪や二次流出の有無が解明されることが注目されています。

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