北海道釧路市で、高齢の父親を放置したとして、
派遣社員の石川佳世容疑者(53)が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。
自宅で死亡していたのは、同居する父・石川昌是さん(83)。
地域の通報から発覚したこの事件は、
「介護の限界」や「家族の孤立」を浮き彫りにしています。
事件概要
北海道釧路市美原5丁目の自宅で、
介助が必要な父・石川昌是さん(83)の世話をせずに放置したとして、
娘の石川佳世容疑者(53)が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。
昌是さんは7月ごろから食事を十分に与えられず、
10月10日、警察が通報を受けて自宅を訪れた際に死亡しているのが見つかりました。
遺体は腐敗が進んでおり、死亡からかなりの時間が経過していたとみられます。
石川容疑者は取り調べに対し、
「できることはしていたので納得できない」と容疑を否認しています。
警察は、介護放棄の経緯や生活状況を詳しく調べており、
保護責任者遺棄致死の可能性も視野に捜査を進めています。
【顔画像】石川佳世のプロフィール

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 石川佳世(いしかわ かよ) |
年齢 | 53歳(2025年時点) |
職業 | 派遣社員 |
住所 | 北海道釧路市美原5丁目 |
家族構成 | 父(昌是さん・83歳)+未公表の同居家族1人 |
供述 | 「できることはしていた」などと容疑を否認 |
容疑 | 保護責任者遺棄の疑い(致死の可能性も) |
石川佳世の勤務先は?
石川佳世容疑者は「派遣社員」として働いていたと報じられています。
勤務先の社名や派遣先の詳細は明らかになっていませんが、
釧路市では女性の派遣労働が多く、以下のような職種が中心です。
- 食品加工・工場ラインでの製造補助
- 介護施設や清掃業務での短時間勤務
- スーパーやドラッグストアでのレジ・補充業務
釧路市は非正規雇用率が約30%を超える地域で、
50代以降の女性が「派遣やパート」で生活を支えるケースが多く見られます。
不安定な雇用と低賃金の中、
介護を一人で背負い込んだ結果、生活が行き詰まった可能性も考えられます。
また、勤務のシフト制や夜勤がある派遣先も多く、
「仕事と介護の両立が難しかったのでは」との見方も出ています。
石川佳世の自宅住所はどこ?

北海道釧路市美原5丁目と報道されています。
釧路市美原地区は、住宅が並ぶ静かなエリアで、
事件現場は一見すると平穏な一軒家が建ち並ぶ地域です。
近隣住民によると、
「最近お父さんの姿を見なくなったので心配になって通報した」
という声もあり、地域ぐるみのつながりが薄れていたことがうかがえます。
また、釧路市は冬場の気温が氷点下になることもあり、
体調不良時に介助がない環境では命に関わるリスクが高い地域特性があります。
石川佳世の家族構成は?
報道によると、石川佳世容疑者と父・昌是さんのほかに、
もう1人家族が同居していたとされています。
ただし、氏名・年齢・続柄はいずれも公表されていません。
警察は「事件への直接的な関与はない」とみており、
石川容疑者が実質的に介護を一人で担っていた可能性が高いとみられます。
家庭内での負担の偏りや、介護の孤立が
事件の背景にあるとみられています。
石川佳世の学歴・経歴は?
石川容疑者の学歴は公表されていません。
しかし地元・釧路市出身とみられ、高校卒業後に地元企業または派遣会社に登録し、
長年働いていた可能性が高いです。
釧路市は地方都市の中でも雇用機会が限られており、
非正規で働きながら親の介護を続ける人も少なくありません。
そうした「地域の現実」が事件を生んだ土壌とも言えるでしょう。
世間の声
- 派遣なんて一人暮らせるか暮らせないかの給料
- 介助の必要な高齢者が家族にいたら まず地域包括支援センターに相談してほしい
- 亡くなったらきちんと手続きしなかったのがまずい
- 介護しようと思っても、出来ることと出来ないことがある
- じっくり話を聞いてあげて
- 親の介護って大変だと思います
- 派遣社員として働きながら何ができるのでしょうか?家族に介護が必要になったとき、直ぐに施設に入れてはくれないでしょう
- 自分も派遣で働きながらの親の介護って、とても大変だったのでは?
SNS上では「個人の責任にしすぎでは」との意見も多く、
介護支援制度の限界や孤立する家庭の現状に関心が集まっています。
まとめ
石川佳世容疑者の事件は、
“介護を家庭だけで抱える限界”を浮き彫りにしました。
父親を放置したことは許されない行為ですが、
その裏にあるのは、支援を受けられなかった現実と孤立した環境です。
釧路市という高齢化地域で起きたこの事件は、
「介護する側・される側」双方の孤立を防ぐために、
地域と行政の支援がどうあるべきかを問いかけています。
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