26日夜、群馬県内の関越自動車道で、乗用車やトラックなど56台が絡む大規模な多重事故が発生しました。
この事故で1人が死亡、26人が負傷し、うち5人が重傷とされています。
現場では車両火災も発生し、高速道路が長時間にわたって通行止めとなるなど、深刻な影響が出ました。
この記事では、事故の概要を整理したうえで、事故原因として考えられるポイントを分かりやすく解説します。
【関越自動車道】事故の概要
警察などによりますと、事故が起きたのは26日午後7時半ごろ、場所は、群馬県みなかみ町の関越自動車道・下り線、水上インターチェンジ出口付近です。
当時、現場付近では雪が降っており、路面状況は悪化していました。
そこへ大型トラックが雪でスリップして停止したところ、後続の車両が次々と追突。事故は瞬く間に拡大し、最終的に56台が絡む多重事故となりました。
この事故で、東京・調布市の脇田美雪さん(77)が死亡。
さらに26人が病院に搬送され、そのうち男性3人、女性2人の計5人が重傷とされています。
現場では火災も発生
追突事故の影響で、複数の車両が炎上しました。
午前3時半すぎに撮影された現場映像では、消防隊員による消火活動が続けられ、トラックや乗用車が焼け、煙が立ち上る様子が確認されています。
目撃者は当時の状況について、
「3台くらい前で乗用車から煙が出て、そのあと一気に火が出た。カーブで前が見えず、下り坂で次々に突っ込んでくる状態だった」
と話しています。
警察は、燃えた車内に人が取り残されている可能性もあるとして、慎重に現場の捜索を続けています。
なぜ56台が衝突?多重事故の原因は?
① 雪による路面凍結・スリップ
最大の要因とみられるのが、雪によるスリップです。
事故当時、みなかみ町周辺は降雪があり、路面は非常に滑りやすい状態だったと考えられます。
特に大型トラックは車体が重く、ブレーキが効きにくいため、スリップすると制御が難しくなります。
② 下り坂とカーブが重なる地形
事故現場は、下り坂かつカーブという危険条件が重なる場所でした。
下り坂ではスピードが出やすく、カーブの先の状況が分かりにくいため、前方の異変に気づくのが遅れやすいという特徴があります。
③ 車間距離不足の可能性
雪道では、乾燥した路面よりも制動距離が大幅に伸びます。
しかし高速道路では、通常時と同じ感覚で走行してしまうケースも少なくありません。
十分な車間距離が取られていなかった車両が多かった場合、追突が連鎖的に発生しやすくなります。
④ 視界不良と判断の遅れ
雪や夜間という条件も重なり、視界が悪かった可能性があります。
目撃証言にあるように、カーブの先で事故が起きていた場合、異変に気づいた時にはすでにブレーキが間に合わなかったと考えられます。
⑤ 追突後の火災による被害拡大
追突の衝撃で燃料系統が損傷し、火災が発生したことで、事故の被害はさらに深刻化しました。
特にトラックなど大型車両が多く、炎が広がりやすい状況だったとみられます。
通行止めの影響
この事故の影響で、関越自動車道は月夜野インターチェンジから湯沢インターチェンジまでの上下線で通行止めとなりました。
年末が近い時期ということもあり、物流や移動への影響も大きくなっています。
まとめ
今回の関越自動車道の事故は、
- 雪によるスリップ
- 下り坂とカーブという地形
- 視界不良
- 車間距離不足
- 火災による被害拡大
といった複数の要因が重なった結果起きた多重事故と考えられます。警察は今後、各車両の速度や運転操作、タイヤの状況などを詳しく調べ、正式な事故原因を特定する方針です。
※本記事は、警察発表や報道内容をもとに作成しています。事故原因については、今後の捜査により新たな事実が判明する可能性があります。

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