警視庁の暴力団対策課に所属する警部補・神保大輔容疑者(43)が、捜査情報を外部へ漏らしたとして逮捕されました。
相手は、国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」。ホストクラブで借金を抱えた女性たちを違法に風俗店へ斡旋していたとして、5年以上前から警視庁が追っていた“匿名・流動型犯罪グループ(匿流)”です。
長年の捜査の要ともいえる担当部署の警部補が、捜査対象と接触していたというこのニュースは、警察内部でも“前代未聞の裏切り”として波紋を呼んでいます。
事件の概要

2025年11月12日、地方公務員法違反(守秘義務違反)で警視庁暴力団対策課警部補の神保容疑者が逮捕されました。
捜査関係者によると、今年4月から5月にかけて複数回にわたり、神保容疑者は「ナチュラル」側に警視庁暴力団対策課の捜査状況を漏らした疑いが持たれています。
具体的には、同課が捜査用カメラで撮影した関係先の画像を送信したり、捜査の進展を伝えたりしていたということです。
警視庁の試算では、2022年だけで風俗店への紹介料などによる“年商”が約44億5千万円にのぼるとも。
まさに“地下経済の巨塔”とも言える存在で、警視庁は2022年12月から「壊滅」を目的とした専門チームを設置。神保容疑者もその一員として関与していたとみられています。
こうした重要な立場にあった捜査員が情報を外部へ流したとなれば、捜査全体の信頼を大きく揺るがす行為。
警視庁は、漏えいの動機や経緯、ナチュラル側との接触の背景を慎重に調べており、捜査情報が“金銭的見返り”だったのか、あるいは“個人的関係”によるものだったのかも焦点となっています。
【顔画像】神保大輔のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 神保 大輔(じんぼ・だいすけ) |
| 年齢 | 43歳(2025年11月時点) |
| 居住地 | 東京都板橋区 |
| 職業 | 警視庁 暴力団対策課 警部補 |
| 逮捕容疑 | 地方公務員法違反(守秘義務違反) |
| 逮捕日 | 2025年11月12日 |
神保容疑者は、都内に居住する現職の警視庁職員。暴力団や犯罪グループの取締りを専門とする部署に所属しており、現場経験豊富な中堅クラスの警察官だったとみられています。
警察官として20年以上勤務していた可能性が高く、捜査技術や関係先との調整力など、経験を重ねた立場にありながら今回のような行為に及んだ点は、内部的にも“痛恨の事件”と受け止められています。
神保大輔の勤務先は?
神保容疑者は「警視庁 暴力団対策課の警部補」と報道されています。
この課は、情報の管理体制が厳しく、外部との接触には細かなルールが設けられています。
「ナチュラル」捜査はこの部署が中心的役割を担っており、内部で情報が流出したという事実は、チーム全体の信頼を損なう深刻な問題です。
警視庁は、今後の捜査方針として「再発防止のための情報管理体制の強化」を掲げ、内部処分を含めた対応を取る見込みです。
神保大輔の学歴・経歴は?
神保容疑者の出身校や学歴については公表されていません。
しかし一般的に警察官として採用されるルートとしては、以下の2パターンが考えられます。
- 警察学校卒業後、交番勤務・刑事課などを経て昇任
- 大学卒業後、警察官採用試験を経て入庁
43歳という年齢から考えると、20代前半で入庁し、20年近くのキャリアを経て警部補へ昇進したと推定されます。
暴力団対策課に在籍していたことからも、情報捜査や関係者聴取、組織犯罪捜査に長けていた人物だった可能性が高いです。
今後の報道次第では、過去の所属署や昇任経緯も明らかになるかもしれません。

神保大輔の家族構成は?
現時点では、神保容疑者の家族構成(配偶者・子ども・両親など)に関する情報は報じられていません。
ただし、43歳という年齢から考えると、既婚で家庭を持っている可能性もあります。
居住地が東京都板橋区と報じられていることから、単身赴任や独身寮ではなく、一般住宅に居住していたとも考えられます。
今後、家族や近隣住民からの証言が報道で取り上げられる可能性もあるため、追加情報には注目が集まっています。
神保大輔の自宅住所は?
神保大輔容疑者の自宅は東京都板橋区にあると報じられています。
板橋区は23区の北西部に位置し、住宅街が多く、警察官や消防職員、公務員の居住も多いエリアです。
都心へのアクセスも良く、池袋や新宿方面へ電車で30分ほどの距離にあります。
捜査関係者によると、神保容疑者は現職警察官として勤務しており、日々の通勤を考慮して都内の落ち着いた住宅地を選んでいたとみられます。
一戸建てかマンションかは明らかにされていませんが、地域的には高島平・成増・常盤台周辺が通勤圏として一般的です。
板橋区内では近隣住民への取材も行われており、「穏やかな地域で、まさか警察官が逮捕されるとは」と驚きの声が上がっているようです。
神保大輔のSNSアカウントは?

現在のところ、神保容疑者のSNS(X、Instagram、Facebookなど)の特定はされていません。
警察官という職業柄、個人情報流出や身バレを避けるため、実名登録でのSNS利用は控える傾向にあります。
そのため、匿名アカウントで活動していた可能性はありますが、現時点では確認されていません。
まとめ
今回の事件は、警察組織における「信頼」と「守秘義務」の根幹を揺るがす重大な事案です。
神保大輔容疑者は、暴力団対策課という特に機密性の高い部署に所属しており、その情報が犯罪グループに流れたことで、捜査の遅れや関係者の逃走にもつながった可能性があります。
国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」をめぐる一連の事件は、組織犯罪と行政機関の癒着構造を浮き彫りにしました。
今後、神保容疑者の動機や接点がどこにあったのか、また、金銭の授受や脅迫などが背景にあったのか——その真相解明が待たれます。
捜査を守るべき立場の人間が“情報を売った”という衝撃的な構図に、世間の視線はますます厳しくなりそうです。

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