福岡県須恵町の町立中学校に勤務していた補助教員・近藤正仁容疑者(66)が、採用時に偽造された教員免許状の写しを提出したとして逮捕されました。
近藤容疑者は数学の授業を補助する立場として勤務していましたが、その免許は実際には他人の番号を使った偽造品だったといいます。
この記事では、
👉 近藤容疑者の勤務先となった「須恵町立中学校」はどこ?
👉 「補助教員」とはどんな仕事なのか?
この2点を中心に解説します。
事件の概要
逮捕されたのは、福岡県須恵町の町立中学校で補助教員として勤務していた近藤正仁容疑者(66)=宇美町四王寺坂在住=です。
近藤容疑者は2025年1月、会計年度任用職員として採用される際に、偽造された中学校教諭免許状の写しを提出した疑いが持たれています。
免許状には別の教員の免許番号が記載されており、見た目では正規の書類と判別しにくい精巧な偽造だったといいます。
近藤容疑者は当初、「免許が偽造されたものだと知っていたが、印鑑は自分で偽造していない」と一部否認していましたが、
その後「間違いありません」と容疑を認める供述をしているとのことです。
近藤正仁のプロフィール

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 近藤 正仁(こんどう まさひと) |
年齢 | 66歳(2025年10月時点) |
住所 | 福岡県糟屋郡宇美町四王寺坂 |
職業 | 須恵町立中学校 補助教員(会計年度任用職員) |
容疑 | 偽造有印公文書行使 |
状況 | 容疑を認めている(印鑑偽造は否認) |
担当教科 | 数学の授業補助 |
勤務開始 | 2025年1月ごろ |
備考 | 過去に女子中学生へのわいせつ事件で有罪判決・免許失効歴ありとの報道 |
報道によると、生徒の保護者から「過去にわいせつ事件を起こした元教員と同一人物ではないか」という情報が寄せられ、
町教育委員会が確認を進めていた矢先の逮捕でした。
また、勤務中に「その姿はエロく見えるよ」と女子生徒に発言していたとの証言もあり、学校内でも問題行動が指摘されていました。
近藤正仁の勤務先中学校はどこ?
近藤容疑者は、福岡県糟屋郡須恵町内の町立中学校で補助教員として勤務していました。
町内には以下の2つの中学校があり、いずれも須恵町教育委員会の管轄下にあります。
- 須恵町立須恵中学校
- 須恵町立須恵東中学校
報道では学校名の特定はされていませんが、町教委による採用枠で数学の学習支援員(補助教員)として勤務していたことが確認されています。
近藤正仁の採用経緯と発覚の流れ
- 2025年1月:採用試験で偽造免許の写しを提出し、補助教員として採用
- 勤務開始後:数学授業を中心に生徒指導を行う
- 保護者からの通報:「過去にわいせつ事件を起こした人物では?」との指摘
- 町教委が確認:免許番号が他人のものであることを発見
- 10月13日:偽造有印公文書行使の疑いで逮捕
採用時、町教委は免許状の原本確認を行わずコピー提出のみで審査していました。
補助教員とは?
「補助教員」とは、教育現場で教員をサポートする非常勤の教育職員のことを指します。
正式には「学習支援員」や「指導補助員」と呼ばれ、自治体によって呼称が異なります。
▶ 主な仕事内容
業務内容 | 説明 |
---|---|
授業補助 | 教員の指導を補助し、生徒の理解を助ける |
個別学習支援 | 学習が遅れている生徒へのフォロー |
特別支援対応 | 発達支援や学習支援が必要な生徒への対応 |
学校行事補助 | 行事・清掃・給食指導などの手伝い |
教材準備 | プリントや教具の整理・印刷補助など |
▶ 雇用形態・待遇
- 多くは会計年度任用職員(地方自治体雇用)
- 契約期間は1年ごと(年度末で更新)
- 教員免許は必須ではないが、持っていると優遇される場合も
- 給与は月10〜18万円前後、パート扱いのことも多い
正規教員のように授業を主導することはなく、
あくまで「サポート職」として教員を補助する役割を担っています。
近藤正仁の経歴は?
福岡県須恵町の補助教員として勤務していた近藤正仁容疑者(66)は、
もともと中学校の数学教員として勤務していた経験者だった可能性が高いとみられます。
20代の頃に教育学部などを卒業し、九州地方の中学校で教員生活を送っていたと考えられますが、
報道によれば過去に女子中学生へのわいせつ事件で有罪判決を受け、教員免許を失効した人物と同一人物ではないかという情報があり、
その後、教育現場を離れたとみられます。
その後教育補助職として教育現場への復帰を目指し、
2025年1月に須恵町の会計年度任用職員(補助教員)枠に応募。
その際に偽造された中学校教諭免許状の写しを提出して採用を得たとされています。
つまり、かつての教員経験を背景に、偽造書類で再び学校現場に入り込んだ可能性が高いと考えます。
🗣 世間の声
- 全ての免許職において、ライセンスチェックは厳密になされるべき
- 採用時に免許番号の確認も必要にしないと
- 犯罪歴が児童買春だったのに、免許偽造して教員になってたなんて
- 採用する前に過去の経歴とか充分確認はできるはず
- この容疑者の過去の経歴が気になります
教育関係者からは、採用時の資格確認や照会制度の強化を求める声が上がっています。
まとめ
福岡県須恵町の町立中学校で補助教員として勤務していた**近藤正仁容疑者(66)**は、偽造された教員免許を使い採用されていました。
勤務先は町立中学校(須恵中・新原中・須恵東中のいずれか)で、数学の授業補助を担当していたとみられます。
“補助教員”という立場は、生徒の学びを支える重要な存在でありながら、採用手続きが簡易的になりやすい現実もあります。
今回の事件は、教育現場の採用体制の脆弱さを浮き彫りにしたと言えるでしょう。

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