埼玉県和光市で盗撮を行ったとして逮捕された黒田篤士容疑者。
現役の警察官、それも「警視庁保安課」に所属する巡査部長という肩書きの人物がなぜこのような事件を起こしたのか、多くの人が疑問を抱いています。
ここでは、黒田容疑者の学歴やこれまでの経歴について、報道されている情報や一般的な警察官のキャリアパスをもとに推測・整理していきます。
事件の概要

埼玉県和光市で、女性のスカート内を盗撮したとして、警視庁保安課に所属する巡査部長の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、警視庁保安課・巡査部長の黒田篤士容疑者、41歳です。
報道によると、事件が起きたのは2025年9月10日午前1時ごろ。
黒田容疑者は、埼玉県・和光市駅前で20代の女性のスカートの中を、スマートフォンで盗撮した疑いが持たれています。
犯行後、現場から立ち去ったものの、警察が周辺の状況などから黒田容疑者の身柄を特定し、逮捕に至ったということです。
捜査関係者によると、黒田容疑者は事件当時「酒に酔っていた」とみられています。
【顔画像】黒田篤士容疑者プロフィール

- 名前:黒田 篤士(くろだ あつし)
- 年齢:41歳(2025年時点)
- 職業:警察官(警視庁保安課 巡査部長)
- 住所:不詳(詳細は報道されていません)
- 容疑:盗撮(迷惑防止条例違反の疑い)
黒田篤士の学歴は?
黒田篤士容疑者の最終学歴について、現時点で報道では明らかにされていません。
ただし、年齢や階級、職務内容を考えると、以下のいずれかのルートで警察官になった可能性が考えられます。
▼主な警察官の採用ルート
- 高卒で警察官採用試験(初級)に合格し、警察学校へ
→ 高校卒業後、18〜19歳で警察官としてのキャリアをスタートするケース。
→ 実務経験を積んで昇任していく「たたき上げ型」。 - 大学卒で警察官採用試験(大卒程度)に合格し入庁
→ 大学(法学部・経済学部・体育系など)を卒業後、22〜23歳で採用。
→ 幹部候補としてキャリアを積んでいくルート。
黒田容疑者は41歳という年齢で巡査部長に就いていることから、
■警察学校での初期訓練
採用後は、必ず「警察学校」に入校し、約6ヶ月〜10ヶ月にわたる厳しい訓練を受けます。
ここで基礎的な法学・柔道・逮捕術・射撃などを学び、卒業後に交番勤務や地域課への配属となります。
黒田篤士が通っていた可能性の高い警察学校は?
黒田容疑者は警視庁保安課に所属する巡査部長です。
そのため、採用時から「警視庁採用枠」で警察官になっている可能性が極めて高いです。
この場合、初任科訓練を受けるのは以下のいずれかになります。
① 警視庁警察学校(東京都府中市)
✅ 所在地:東京都府中市朝日町
✅ 通称:「警視庁警察学校」または「府中の警察学校」
✅ 対象:警視庁採用の警察官(=都民の安全を守る東京都の警察官)
📌黒田容疑者が高卒・大卒問わず、警視庁に直接採用された場合は、
この警察学校に入校している可能性が最も高いです。
👉 警視庁は国家公安委員会の下ではなく、東京都公安委員会の管轄なので、他の道府県警とは独立した採用・教育体制を持っています。
つまり、埼玉県出身者であっても、「警視庁を受験・合格していれば警視庁警察学校」に通うことになります。
② 埼玉県警察学校(埼玉県上尾市)
✅ 所在地:埼玉県上尾市大字平塚
✅ 対象:埼玉県警察採用の警察官(=県内の警察署に勤務する人)
📌一方で、もし黒田容疑者が最初は埼玉県警に採用され、その後に警視庁へ“人事異動”または“再採用”されたケースであれば、
最初に通っていたのはこの「埼玉県警察学校」の可能性もあります。
ただし、今回のように最初から警視庁勤務だったと考えるのが自然なので、可能性はやや低めです。
黒田篤士の経歴は?
黒田篤士容疑者は警視庁保安課の巡査部長とされています。
そのため黒田容疑者は、巡査→巡査長→巡査部長と昇任してきたとみられます。
以下は一般的なキャリアの流れをもとにした想定です。
- 20代前半:交番勤務、地域課などでパトロール業務・事案対応
- 20代後半〜30代:刑事課や生活安全課、交通課などでの勤務経験
- 30代後半〜40代:保安課へ配属、性風俗関連の取り締まりや監視業務に従事
- 現在:巡査部長として、後輩指導や現場指揮にも関わる立場
保安課の仕事は特殊性が高く、風俗営業法や迷惑防止条例、薬物・売春関連の法令にも詳しいことが求められます。
また、飲食店や風俗店などとの接触機会も多いため、警察内部でも「モラルの高さ」が厳しく求められる部署とされています。
その中で、黒田容疑者が自ら盗撮という迷惑行為を起こしたことは、倫理的に非常に重い問題とされています。
昇任について
黒田容疑者は現在「巡査部長」。
この階級に昇進するには、おおむね15〜20年の勤務実績が必要とされ、内部試験や評価制度を通じて選ばれます。
順当に勤務していた場合、黒田容疑者は20代前半で採用→40代で巡査部長という、ごく一般的な警察官としての出世ルートを歩んできたとみられます。
まとめ
20年近い経験を積み、警察組織の中でも信頼される立場にあったはずの黒田篤士容疑者。
そのキャリアを、一度の犯罪行為で台無しにしてしまいました。
警察官という職業は、国民の安全を守るために強い信頼が求められる立場。
学歴や経歴に関係なく、「自覚と責任感」が何よりも重要であることを改めて痛感させられる事件です。

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